落胆がらくた街

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バイノーラル録音システムを自作する Part3:アンプ実用編

とりあえず普通のマイクシステムとして使う例

バイノーラルかどうかは電気的には関係ないので、とりあえず「モノラルのECMアンプ」として使ってみる。
アンプの入力部は標準的なステレオミニプラグ(L=ドレイン、R=ソース、GND=GND)を採用したので、マイク側は三線改造した上で百均のイヤホン何かに繋いでおく。

すっかり保留にしてきたマイクの三線改造だが、今回はEM158を例に挙げる。
EM158の改造に関しては下の記事が詳しい。
1913 :プリモ EM-158三線式改造法(改良版) | ShinさんのPA工作室
一点補足すると、ミニルーターは必須で無い。
アクリル板なんかを加工するのに使うプラカッターなどで削っていけば手動でも十分加工できるぞ。
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で、このEM158は、秋月で手に入る他のEMC(WM61やその互換品、C9767等)と違い、有能ポイントが一つある。
マイクカプセルのケースにハンダが乗る事だ。
その為下記画像のような、ドレインとソースだけ配線してGNDはケースにくっつけるという荒業ができる。
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ケースは標準的なRCAジャックだ。100均のイヤホンなりステレオ延長ケーブルなりを捌いて予めマイクに繋いだあとジャックの穴を通し、
RCAジャックの口のところにEM158がぴったり乗っかるのでケースをはんだ付けすれば出来上がり。
困難なマイクへのはんだ付けも、GND一本分ケチれるのでかなり楽に済む。
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なおバイノーラルマイクであればパネル取り付け式のRCAジャックを使うと便利。

つかってみる

最近こういう事をして遊んでいるので、よかったら見てみてね。
www.youtube.com
5月以降の動画は上記のマイクで録音しているよ。